2024/08/10 07:28
クラッチとして不動の人気のデザインです。デザインは少し大げさですが、半世紀前くらいから変わってないかも知れません。もちろん革素材や細かい仕様は時代によって変わってますが、大きなデザインはほぼこのままです。脇に抱えられるくらいのサイズで、大きさも程よく、年齢問わずお使いいただいてます。脇に抱えられるサイズであれば、これより、少し大きめのクラッチもご用意してます。今回のクラッチはシングルファスナータイプで一番小さいサイズとなります。少し大きめのサイズは、ダブルファスナー仕様でお部屋が二つあります。
どちらかと言えば、車の時に便利にお使いいただくことが多いかと思います。電車の時ですと、手に抱えていると網棚に置いて忘れてしまうこともあるので、電車の時はショルダーバッグをお持ちいただくようです。車の時は、このクラッチは本当に便利です。ショルダーバッグですと肩に掛けたり外したりする手間が意外に面倒。その手間がクラッチの場合ですと一切かからないので、生活の中で車が主な移動手段の方にお勧めの逸品です。
革はドイツから輸入したシュランケンカーフで、日本の職人が丹精込めてお仕立てしています。上質な革の風合いが、使うほどに趣を増す一品です。

【シュランケンカーフ革について】
この革はシュランケンカーフと呼ばれるドイツのペリンガー社で作られた革です。大変丈夫な革で、クロームなめしの王様という感じです。どう丈夫かといいますと、まず、シュリンクされているので、革をきゅっと縮ませおり、元の革のサイズより20%小さくなってます。その分、革の繊維の密度が高くなりより丈夫になります。
例えば、防水加工された革ではありませんが、比較的雨に寛容で水分にも強いです。革表面が丈夫なので、傷はつきにくく、汚れは付いても強めに擦れば落ちます。デリケートな革の場合は革表面を擦らない方が良い場合もあるので、そういう意味では、比較的大雑把に扱っても寛容な革で大変実用的です。
革表面はとても丈夫で、色落ちもしにくい革ではありますが、染色してある色は落ちるが前提です。長く使用し、繊維がほぐれてくれば色落ちはしやすくなりますが、そこまでになる時間経過はとても長いと感じてます。
自然の革は長所も短所もあります。是非楽しみながらお使いください。
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(TSUKKAの徒然日記)