2024/08/14 07:13

糸の色は革の色に対してはこの糸の色とだいたい決めてます。基本的には、革の色と同色かそれより少し明るい糸色にしてます。糸色がグレー系とブルーグレーは、経験上どの革の色にあうような感じがします。グレーだからなのかなって思っております。
さておき、色は考え過ぎると悩み過ぎてしまいまとまらないのですが、ご自身のラッキーカラーや、この色コンビの組み合わせが好き、というこだわりがある場合は、是非、トライしてみても面白いかと思います。お品物は一点ずつお作りいたしますので、出来る範囲内でご希望を形にできればと考えてます。

そうなんです。色って結構微妙ですよね。面積や光によって違って見える場合があります。革の種類によっても違って見えます。ツヤのある革、マットな革、凹凸のある革、型押ししてある革、で同じ糸の色をかけても、糸の色が違って見えます。また、一人一人の目にも差異がありますし、実物と写真(画像)とでも違います。また、例えばパソコンや携帯の端末、ネット上のブラウザによっても同じ画像で色の印象が違うこともあります。



余談ですが、人が育つ環境によって、人それぞれが持つ色の印象がは随分違うのかなと思っています。仕事柄革の色見本帳を見る機会がとても多いのですが、ヨーロッパの色見本帳は、ブルーからグリーンにかけての色の種類がとても多いと感じます。日本の場合は、藍、紺、濃紺、群青、など同じ青でも、濃いめの青の種類がたくさんあるように思いました。また昔インドに行った時、水色と黄色のコントラストのある配色の看板が目につきました。馴染みの無い色の組み合わせだったのでとても良く記憶に残ってます。視覚ってとても強い印象を残しますよね。良い意味でドキッとします。その土地には、そういう空気感があるのだと。肌から感じる空気の色、空の色や土の色や海の色なのでしょうか。
フランスでオリンピック、パラリンピックが開催されてます。フランス文化がたくさん紹介されている中、ふっと思い出したことがありました。それは、フランスの印象派の絵が美しいのは、フランスの景色が美しいからそのままを絵筆で描くだけだよ、なんて冗談でしょうけれど、絵を描く知人に昔言われたことがありました。わかったようなわからないような(笑)

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(TSUKKAの徒然日記)