2024/08/28 11:25
コンパクトな手提げのバッグです。もともとは、ちょっと持つ用のバッグとして作りました。革で作られたちょっと持つ用のバッグがなかったからです。主には女性が使うを想定して作られましたが、時代と共に、男性用女性用は関係なくなってきました。特にバッグやお財布は男女の差の問題は洋服や靴に比べればとても少ないからかと思ってます。
随分前ですが、男性からのご相談で女性用のトートバッグの方が持ちやすいので持ってもおかしくないですか?と聞かれたことが幾度かありました。バッグの機能面では、男性が使いやすいものは女性が使いやすいこともあるし、女性が使いやすいものは男性も使いやすい、そこに男女の差はないと考えていたので、問題ありませんとお答えしたことを覚えてます。デザインによって、ハンドルの厚みやショルダーの幅や長さを変えた方が持ちやすくなるバッグの時は、仕様変更してお作りしたこともございます。
例えば、男性の肩幅の方が女性より大きく厚みがあるので、ショルダーストラップの長さは明らかに差をつけた方がお互いに持ちやすいです。しかし、ショルダーの長さは肩幅だけで決まるわけではなく、身長や体格の影響も受けるため、そこには男女差はなく、あくまで体格の差しかありません。
バッグやお財布は時代と共に、女性用男性用という概念がだんだん減ってきたように思います。さすがに、洋服や靴は、同じというわけにはいきませんが。そのような時代を経て、今では、このコンパクトな手提げは老若男女問わずお使いいただけるバッグとなりました。
使い方としては、やはりコンパクトということもあるので、セカンドバック的要素が強いかなと思っております。とは言え、見た目はとても小さいのですが、底には隠しマチがある為、荷物を入れれば自然と膨らみ、おもいのほか収納力はあります。
また、意外な使い方としては、和装スタイルにピッタリということです。和装の小物に意外と革小物は少ないようです。ましてや明るい色の革のバッグはなく、ベーシックな色に限られるようです。もともとお着物はカラフルな色や柄が多く、バッグも普段持たないような思い切ったカラフルな色を合わせられると言っておられました(和装好きなお客様談)。シンプルな手提げなので、どのようなスタイルにも合わせやすいのだと思います。
シンプルだからこその楽しみ方としては、チャームを付けたりスカーフを巻いたりしてもかわいいですよね。ぐっと自分色が増します!

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