2024/09/09 06:29
バックってどう作るのかと、ご興味のある方も多くおられることかと思います。今回は型紙が決まった後、どのようにバッグを仕立てていくのかををご紹介いたします。まず革の状態を確認します。革は一枚一枚状態が違い、キズや擦れ、などを避けながら、革にパターンを載せていきます。結構パズルのようで、細長いパターンがあったり、四角パターンがあったり、と同じではないため、取り方をかなり考えます。革の模様など考える必要もありますし、革が一枚で足りない場合は、もう一枚を出し、同じような模様になっているかなどもチェックします。このパター取りでバックの工程のほぼ半分以上はここで決まります。それくらい重要です。一番頭を使う部分です。一点ずつお仕立てするのでパターンは包丁で裁ちますが、機械で裁つ場合は革の量も多いので大変ですが、基本的には大きいサイズのパターンから順番に裁ちますので、裁ち方の考え方が一点物を裁つ場合と少し違います。一点ずつお仕立てする場合の方がよりパズル的な思考が必要となるイメージです。基本的にはどんな革素材も無駄にできない為、どう無駄なくパターンをとったらよいのかが肝になる感じです。一日悩む場合もあるそうです(職人談)。

また、革にはそもそもサイズもマチマチで、その上、「半裁革」、「ショルダー革」、「マル革」、など、革の形が違います。「半裁革」は革を背中で半分に割った革です。「ショルダー革」はおしりから上の上半身の革です。「マル革」は、一頭取りの革になります。その他、「ベリー」と呼ばれる革などいろいろありますが、ここでは主にバッグに使用する革を前提でお話しますと、「半裁革」、「ショルダー革」、「マル革」となります。革の形がそれぞれ違いますので、パターンの取り方も違ってきます。

生地にも方向があるように、革にも繊維の方向があります。また、革によっては伸び縮みしやすい革がありますし、しかも個体によってその違いがあるので、そのあたりの見極めも大事になります。キズや擦れだけでない、革の見立てが必要です。はやりバックを作る職人はそのあたりの塩梅が経験上わかるので、いわゆる良いものが作れることにつながります。
パターン取りだけでも、大変難しく経験値が必要となります。

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(TSUKKAの徒然日記)
