2024/09/21 06:55

実は私、工業用のミシンを持っております。知人から四半世紀程前にいただきました。当時、その知人が引っ越しをする為、ミシンを処分するとのことでした。その当時もかなり年期の入っているミシンでしたが、このミシンなら革を縫うことが可能だということで、それなら私がいただきますとうこととなり、今もたまに使用しております。ミシンをいただいた当時は、残りの革を使っていろいろ作ってましたが、今では、そのミシンを使う時は古くなったタオルなどを使ってマットや雑巾を縫う時です。宝の持ち腐れとはまさにこのことです。ささっとお掃除ができるよう、古くなった生地を雑巾にしておきます。この工業用ミシンで縫います。革のバックを作れるくらいの動力のあるミシンなので、簡単な縫物だからこそ素人の私でもスムーズに縫え、何とも気持ちよく楽しいのです。そして、小さくてささいな事なのですが、「糸切り」と「折り返し縫い」が自動でできるのです。これがなんとも使いやすい。また、膝と足のペダルを使って動かすので、ミシンを動かしている感覚的がとても自然なんです。
しかし、1つ難点があります。下糸を巻く時、ものすごい音なんです。電車がものすごい近くを走り抜けるような「だだだだだだだだだだ」って音がするので、かなり気を使います。恐る恐る慎重に準備し、「うるさくてすみません!」、って気持ちで一気に巻き上げます。やはり工業用ミシンは、使う場所と作るものがはっきりしているところで活躍できる方が幸せなのだろうと思います。小さい家庭用のミシンもあるのですが、一度、工業用ミシンを使うと、とても使いやすい為手放せなくなり、家庭用ミシンはすっかり棚の奥に鎮座してます。いつか工業用ミシンを手放すことがあれば、家庭用ミシンを引っ張りだそうと思ってます。

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(TSUKKAの徒然日記)