2024/10/05 09:07


今回は毎日お使いいただいているビジネスバッグのお修理です。お修理箇所はファスナーとポケット上部の糸ホツレです。ファスナーは、閉めても閉めたところから開いてしまいます。ファスナー部分のスライダーの摩耗が原因です。そもそもファスナーが長ければ、その距離が長いので短いファスナーよりも使用頻度が高くなります。車のタイヤと似ているでしょうか?タイヤも距離に応じて摩耗しますので、タイヤの場合は数キロ以上走ったらそろそろ取り換えてくださいと教えてくれますが、ファスナーの場合は、閉めたのに開いてしまう、とならない限り気が付くことはありません。稀に、スライダーが原因ではない場合もありますので、もうしそうなってしまいましたら、お気軽にご相談ください。
そして、ポケット部分の糸のホツレ。物が落ちるわけではないので、お修理せずにお使いいただくことも多いかと思います。しかし、そこに負荷がかかることもあるかもしれませんので、出来ればお早目にご相談ください。

革はシュランケンカーフでとても丈夫な革です。今回も革の擦れや破れなどのお修理ではなく、部品のお修理でした。この革は、比較的水分にも強いので、汗かく時期もあまり気にせずお使いいただけます。しかし、革はよく触る部分から摩耗してきます。経験値から申しますと、年月が経てば、ハンドル部分、バックの角部分、ショルダーストラップを使っている場合は肩に触る部分です。その部分が一番革に負荷がかかります。また、使い方によって、例えば、重たい荷物を入れたり動きが激しい場合は、革が破れるよりは金具が破損することもございます。ビジネスバッグは使い方もそれぞれですし、毎日使いますので、壊れてしまう部分は当然ございます。そんな時は、是非お気軽にご相談ください。



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TSUKKAでは、旧 piccino (ピッチーノ)のバッグのお修理もお受けしてます。
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(TSUKKAの徒然日記)